【キングダム】シリーズ(全6話/)韓国ドラマ

腐敗と飢饉に脅かされた王朝で、感染した者を化け物に変えてしまう謎の疫病がまん延し、反逆の濡れ衣を着せられた王子が民衆を救うべく、闇に潜む邪悪な力を世にさらすために旅に出るロードムービースタイルのミステリースリラー時代劇。

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■解説
朝鮮王朝実録をモチーフにして描かれたKゾンビ時代劇。

主演は「宮(クン)~Love in Palace」で大ブレイクしたモデル出身のチュ・ジフン。その後も「魔王」「蒼のピアニスト」などの作品で日本でも人気の俳優。映画『私は王である!』ではコミカルな演技で世宗大王になり切ったが、本作では王朝の運命を背負って民と祖国の未来を守るために危険な旅に乗り出す世子(皇太子)イ・チャン役を演じる。
イ・チャンと共に疫病を調査する女医ソビ役を「秘密の森~深い闇の向こうに~」のペ・ドゥナ。アメリカドラマ「センス8」にも出演し、海外でも活躍している演技派女優。そして権力者チェ・ハクジュを『王になった男』『7番房の奇跡』『花、香る歌』などの映画やドラマ「軍師リュ・ソンリョン~懲毖録<ジンビロク>~」に出演する名優リュ・スンリョンが演じる。

監督は『最後まで行く』(14)、『トンネル 闇に鎖(とざ)された男』(16)などで知られるキム・ソンフン。脚本は日本でもリメイクされた「シグナル」のキム・ウニ作家。「ゾンビが出てくる史劇を構想する時から地上波では絶対できないと思っていた。いくら夜10時、11時に放送するとしても年齢制限があるため」といい、「Netflixの公開が決まって表現の制約に対して悩まなくても良い点がよかった」とコメントしている。

Netflixの作品はスケールが大きいと言われている通り、本作も1話あたりの製作費だけで15億~20億ウォン(約1億4500~1億9400万円)。全6話で、配信前からシーズン2も決定しており、翌月にはシーズン2の撮影が控えている。キム・ウニ作家は「シーズン2は尚州(サンジュ)から漢陽(ハニャン)まで行くロードムービー形式」としながら「説明するとすべてスポイラーになりそうなので詳しく伝えることができないが、出演陣が劇中体験する事件を通じてどう成長していくか期待してほしい」と説明。

キム監督は「このドラマの魅力は、とても東洋的で韓国らしいストーリーと、西洋から生まれたゾンビパニックの話が見事に融合している点です。きっと世界の多くの皆さんに楽しんでもらえる作品だと思います」と、語っている。

2018年12月に開催された『韓国テレビドラマコレクション2019』(キネマ旬報社刊)出版記念第二部『トークショー』にて、韓ドラのプロたちによるトークショーにて「2019年に大ヒットする韓ドラは、コレ!」と推された作品。(参照:再現レポ
韓国ドラマファンに限らずホラー、スリラー好にはたまらない魅力の一作となりそうだ。

キム作家は「朝鮮王朝実録(純祖実録)で名前の分からない原因不明の病気で数万人が死んだという話を見て、2011年に初めて企画した」と明らかにしているが、時代背景としては、15~16世紀の朝鮮時代としていると考えられる。

★シリーズ
シーズン制という新しい形態であることもあり、「続編はまだか?!」「続きが気になる!」といった声が多く集まった。そして2020年に満を持してシーズン2が公開。そしてそのラストシーンに登場し大きな話題を集めていた女優チョン・ジヒョンが主演のスペシャルエピソード「キングダム:アシンの物語」も制作され、2021年7月23日から世界同時配信している。

■あらすじ
汚職と飢饉により混乱に陥った王国では、王の死にまつわる謎の噂が世を騒がせる中、人間がゾンビと化す不気味な疫病が流行り出す。王宮に渦巻く陰謀から民衆を救うため、世子は宿命の旅に出ることを決意する。

■作品紹介
  • 韓国
    2019年
  • 脚本:キム・ウニ「シグナル」
    演出:キム・ソンフン『トンネル 闇に鎖された男』
    制作:Netflix
    原題:Kingdom
    日本初放送:2019.01.25 Netflix Nシリーズ
  • チュ・ジフン
    リュ・スンリョン
    ペ・ドゥナ
    キム・サンホ
    キム・ソンギュ
    チョン・ソクホ
    キム・ヘジュン
    ホ・ジュノ
    チョン・ソグォン
    キム・ジョンス

    Youtube予告動画

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